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血液のお話
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「痛っ」指を切ってしまいました。傷口から血が出てきました。

写真1.痛っ

写真2.血が出てきました

■赤血球は酸素の運び屋さん

写真3.赤血球の顕微鏡写真
 この赤い色は赤血球の色です。この血の中(約50μL)に、なんと200億個もの赤血球があります。 赤血球はゴム風船のような袋になっていて、中にはヘモグロビン(血色素)と呼ばれる蛋白質が詰まっています。
このヘモグロビンが酸素運搬の担い手ですが、ヘモグロビンの中をよく見ると、鉄分が含まれていることが分かります。 酸素はこの鉄に結合して運ばれるんです。
 鉄が錆びると赤茶けて見えますね。「赤サビ」というやつです。錆びるというのは、 金属が酸素と結びつくことを言います(酸化)。血液の赤い色は、鉄と酸素が結びついた赤サビの色なんです。

■血小板は砂袋

写真4.血小板の顕微鏡写真
 さて、切った指から出てきた血液はじわじわと膨らんでいましたが、そのうち止まってしまいました。 出血を放っておいたら、酸素を運搬する赤血球がどんどんなくなってしまいますから止めないといけません。 だから当たり前なんだと言えばそれまでなんですが、では、誰が止めてくれたんでしょうか。
 それが血小板です。この血の中(約50μL)に、10億個の血小板があります。 この血小板が傷口に張りついて、その血小板にまた別の血小板が張りついて、そうやって傷口を塞いでくれるんです。
 大雨で川の堤防が壊れると、川の水が町へ溢れ出します。 人間はこの溢れ出す水を止めるために「砂袋」を積み上げていきます。血小板の働きはそれとよく似ています。

■白血球は侵略者をやっつける用心棒

写真5.白血球の顕微鏡写真
 さあ出血も止まりました。やれやれひと安心・・と思っていたら、大変なことが起こってしまいました。 「今こそ」とばかりに、バイ菌たちが傷口から侵入してきたんです。血液には栄養がたっぷりと含まれています。 外でお腹を空かしていたバイ菌にとって、これは願ってもないご馳走です。
 しかしバイ菌は招かざる客。入ってもらっては困ります。なんとか撃退しなければなりません。 ご安心下さい。血液の中にはバイ菌をやっつけてくれる用心棒がちゃんといるんです。それが白血球です。 この血の中(約50μL)に、30万個の精鋭達が控えています。

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